先日WordPressテーマMoneを発売しました。
そしてGithubでオープンソースにすることにしたので、経緯と理由をお話ししようと思います!
スターつけて貰ったらめっちゃ喜びます!
WordPressテーマ Mone Githubリポジトリ
オープンソースにしようと思った理由
- オープンソースプロジェクトへの貢献
- 人間はコンパイルされたコードは読むのはしんどい
- オープンソースと有償プロダクトの挑戦
順番に説明していきます。
オープンソースプロジェクトへの貢献
Moneを作る際にたくさんのオープンソースプロジェクトのソースコードを参考にさせていただきました。
そのため自分でコードを参考にさせていただいた貢献として自分のコードもどこかの誰かの役に立ってもらったら嬉しいなと思いコードをオープンにしました。
人間はコンパイルされたコードは読むのはしんどい
MoneはWordPressのブロックテーマです。カスタムブロックやカスタムフックを利用してコアのコードをカスタマイズしている箇所がたくさんあります。
それらのコードはReactやJavaScript,SCSSファイルで書かれています。
テーマとして配布する際はコンパイルされて圧縮されたJavaScriptファイルを配布しています。
そのため、もしユーザーさんがバグを見つけたり、フックでカスタマイズしようと思ってもソースコードがないとなかなかカスタマイズがしにくいだろうなと思ったのでオープンにしました。
オープンソースと有償プロダクトの挑戦
ソースコードをオープンにするということは無料でコードが手に入ります。そのままではWordPressテーマとして動かせないですが、ビルドすればテーマとして動かせます。
そうなると有償で購入する意味がないのでは?と思うかもしれないですが、サポートやアップデートは購入者限定になっています。
そうなるとサービス提供側も製品を継続的にアップデートしサポートに力を入れないといけません。
その挑戦をしてみたいと思ったのでコードを公開しました。
オープンソース = 無料は間違い
オープンソースでもビジネスとして成り立っている事例は沢山あります。
WordPress.com front-end
Automattic、ブログサービス「WordPress.com」をオープンソース化し、コードをNode.jsベースへ変更
WordPress.comのフロントエンドはライブラリーとして公開されているみたいです。
Snow Monkey
Moneをオープンソースにしようと思ったのは正直Snow MonkeyやUnitoneの販売をしている北島さんの影響が大きいです。
その他
この記事を書きながら調べていたら以下のような記事を見つけました。
あと、こういった記事をみているとオープンソースの収益源となっているのはやはりホスティングなのかなと思っています。(いつか…)
別にオープンソース過激派ではない
オープンソースは素晴らしいと思いますが、別にオープンソースじゃないサービスは使わないというわけではないです。
例えばXなどはソースコードは公開していないはず。ただ、普通に使っています
オープンでやるかやらないかは自由なのでそれぞれの判断やサービスの内容によって変わって良いと思っています。
ただ、オープンにすることでコードがあらゆる人の目に晒されコードが洗礼され結果的にユーザーさんにとって良いものになるのでは?と思っています
We don’t make software for free, we make it for freedom.
私たちはソフトウェアを無料で作るのではなく、自由のために作ります。
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